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​石垣島とウミガメ

​石垣島とウミガメ

日本の南西諸島に位置する石垣島は、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種類の産卵地です。

石垣島は、北太平洋におけるアカウミガメの産卵域の南限である一方、北西部太平洋におけるアオウミガメとタイマイの北限近くに位置します。3種のウミガメが産卵に訪れる地域は、日本の中でも南西諸島の一部しかなく、石垣島はウミガメにとって貴重な産卵場を提供しています。

​海の中を潜ってみると、アオウミガメとタイマイは季節を通じてみることが出来ます。アカウミガメは繁殖時期にのみ石垣島へ来遊します。

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アカウミガメ

​頭が大きく、赤褐色の色をしているのが特徴です。石垣島で見られるのは繁殖個体か、ふ化したばかりの子ガメだけになります。現在、ほとんど見ることは出来ません。

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アオウミガメ

​甲羅に対して頭は小さく、深緑~褐色に近い色をしています。亜成体から成体と、仔ガメを見ることが出来ます。石垣島では現在、アオウミガメの産卵が優勢いしています。

産卵分布図.png
Hawksbill2.jpg

タイマイ

​アカウミガメやアオウミガメに比べて小型であり、年に数回産卵のために上陸します。甲羅の縁がギザギザしているのが特徴です。

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